きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

PS4用ツインスティック自作メモ

PS4の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995〜2001』がセールで安かったので買った結果、いろいろあってツインスティックを自作したのでメモ。

主な部材

  • レバー:三和電子 JLV-T2B × 2本(新品購入、12,650円×2)
  • 筐体:HORI リアルアーケードPro.V3(ジャンク品、550円)
  • 天板:1.2mm厚 ガルバリウム鋼板 120mm × 364mm(カット売りを注文、送料別440円)
  • コントローラー基板:HORI ワイヤードコントローラーライト for PS4(以下WCL、ジャンク品、1,980円)

その他、ボタンやケーブル、コネクタ類は以前まとめ買いしたりジャンクから取り外したやつのストックから利用。

レイアウトとかアサインとか接続とか

  • コントローラーはWCLの基板を乗っ取って利用
  • アナログスティックをデジタルレバーに割り振って利用する
    • バーチャロンマスターピースの各ゲームでは「ツインスティック TYPE-A」をベースにボタンをカスタマイズする前提
  • 左右トリガには□ボタンと〇ボタンを割り当てる
    • JLV-T2Bのボタン用コネクタはGND共通で引き出されているがWCLのL2/R2はアナログのためそのままでは利用しにくいため
  • オラタンのスペシャルやフォースのレスキューダッシュの割り当て用に一つだけ30nnボタンを配置、×ボタンを割り当て
  • △とL2/R2はゲームによっては使うことを想定して24mmボタンを割り当てておいた
  • 将来性?のためコントローラー基板は内蔵せずコネクタで接続する方式とする  - 左右レバーをアナログスティックに配線する必要性などもあり、結構な信号線数が必要なためD-SUB25ピンと15ピンの2本で引き出す
  • アナログスティックは元の部品を残して抵抗はそのまま利用する
  • WCLのL2/R2はアナログのためパラレルで引き出しておくようにした
  • PS/Option/Share/Tapと上下左右キーはゲーム中は使わない想定で中国製の激安プッシュスイッチで右上にまとめて配置

レイアウト

コネクタピンアサイン

アナログ-デジタル変換結線

JLV-T2Bのトリガ・ボタン用コネクタ(PAP-04V-S)のアサイン

制作メモ

  • RAP V3系のケースの場合少し削るとJLV-T2Bが2本無理なく並んだ
  • 天板は現物合わせで位置を決めながらドリルとホールソーで穴あけ
  • 天板とステックとの間は3Dプリンタで15㎜程度のスペーサーを作成
  • ゲーム中の操作で使用しないオプションボタンとデジタル方向キーはアクリルパネルに適当な小型のプッシュスイッチで
    • だいぶ前に大量にAliexpressかどこかで買った激安のモメンタリスイッチ。取付穴径が11mmでした。
  • 結線前の筐体内はこんな感じ
    • 裏側にテプラでいろいろ貼ってるのは、結線するときミスらないようにするため。裏返しで作業すると結構こんがらがるのでこんな感じで印を付けるのはおすすめ。
  • コントトーラー基板はコネクタと一緒にアクリル板に止めてから配線*1、動作確認後にホットボンドで固定
    • パターンが細かいのでうっかりすると配線が千切れるならまだしも、パターンごとはげる可能性もあるので基板固定&ホットボンドが無難と思います

完成したツインスティックとコントロールボックス

  • テプラとタッパーですごく残念感漂うのでそのうちいい感じのケースやラベルに変えたい*2

その他備考・メモ

  • JLV-T2Bのトリガ・ボタン配線のコネクタはPAコネクタ(PAP-04V-S相当)。対極としてB04B-PASK等が適合(今回はこれを利用した)
  • JLV-T2Bを天板に固定するビスはM4を使用
  • ステックを通す穴は30mmで問題なしだった
    • スティックのボタン用ケーブルを通すので穴あけ後はエッジをしっかり落としておく方がよい
  • 筐体からコントロール基板へのケーブルの引き出し部の保護材は適当に3Dプリンタで出力した
  • 筐体の素体としてRAP.V3系はやりやすかった
    • 天板が単純な矩形なので新規の作成・加工がとてもやりやすい
      • 初代~3までのRAPだと矩形じゃないので新造しにくいがそれと比べると天地の違い
    • 横幅も広いのでツインスティックをある程度離して配置するのほんの少しのケース加工で可能
  • 基板側と接続する端子台付きのD-SUBコネクタはAliexpressとかでまとめ買いすると安い
  • WCLの基板への結線で、ボタンのパターンのところでブリッジしそうなときはGND側にブリッジしても問題ないようにGND側のパターンの根元をカットしておくとよいかも

感想とまとめ

  • 筐体の重さやサイズ的にも問題ない感じ
    • DC用ツインスティックより個人的には好みのサイズ感
  • やはりVOやるならツインスティックは圧倒的に良い!
  • スティックのバネは気持ち軽い気がするのでJLV-T2B-3000の方でもよかったかもしれないという気は少ししてる

*1:作業中の不慮の切断対策

*2:多分ずっとこのままになりそうな予感

3.5インチFDが雑誌付録のメインストリームだったのはわりと短めだったよねという話

しばらく前にtwitterのタイムラインで、確かirofさんの https://twitter.com/irof/status/1491317395130302465 の後にエアリプで「FDやろ」「5インチな」的な、インターネット老人会的な会話がなされたことがありました。

その際、『とはいえ雑誌付録として3.5インチFDが添付されていた時期は案外と短かった』というイメージあり、自分のおぼろげな記憶では以下のような感じだったという気がしていました。

  • (自分がPC誌を定期購読し始めた)90年前後は雑誌付録に3.5インチFDの同梱がみとられていなかった(はず)
  • 当時3.5インチFDは別冊のようなムック扱いのものにのみ添付されていた
  • 90年代半ばころに解禁(?)されたが、割とすぐにCD-ROMに置き換わった

で、とりあえず調べてみることしたのですが……。

とりあえずCマガジンはKindle Unlimitedにバックナンバーがそろっていたこともありすぐにわかったのですが、もう一つくらい他の雑誌の例が欲しい……しかし自分が買ってた記憶があるOh!PCもバックナンバーが見当たらなかった……のでそこでそのまま放置してました。

それがつい昨日、家の物置で探し物をしていたら偶然94年~98年くらいのOh!PCのバックナンバーが発見さ、無事確認することができました。 ので、とりあえずこれら二つについて忘れないうちにメモしておきます。

月刊C MAGAZINE

まずはCマガこと月間C MAGAZINEです。開発環境は有償というのが当たり前だった1990年代、Cマガ付録の「LSI-C 86試食版」でC言語を学んだ方も少なくないですよね。 私の手元には2000年以降のバックナンバーしかなかったのですが、先にも書いた通りKindle Unlimitedに全号登録されていたので簡単に調べれました。確認法等は奥付あたりの次号の予告ページと、その少し前にメディアの使いかたやメディアコンバートサービス*1の案内の記述内容から行いました。

結果は以下の通り:

  • 創刊の1989年10月~1994年6月号までは5インチFD
  • 1994年7月号~1996年12月号まで3.5インチFD
  • 1997年1月号~最終の2006年4月はCD-ROM

つまり、C MAGAZINEに3.5インチFDが付録として添付されていたのは2年半だったようです。

Oh!PC

こちらも手元のバックナンバーの表紙の記述や巻末のメディアコンバートのお知らせ等の記述内容からの判断しました。

  • 94年の5/15号まで5インチ*2
  • 94年の6/1号から3.5インチ
  • 95年の12/15号まで3.5インチ
  • 96年の1/1・15合併号からCD-ROM

という結果でした。

従ってOh!PCのに3.5インチFDが付録として添付されていたのは1年7か月でした。

まとめ

サンプル数2なので一般化できる話とは思っていませんが、とはいえその他の雑誌も同じような感じで2年~せいぜい3年間くらいだったのではないかとおもいます。案外短くないです?(個人の感想)

当時を思い起こすと、93~94年時点ではパソコンユーザーにとって(FM-TOWNSユーザー以外には)CD-ROMはさほど一般的な媒体とは言えなかったと思いますが、95年末にWindows 95が発売された前後あたりでは急に普及率が上がり96年に発売されたWindows 95プリインストールのマシンではごく一般的な装備になっていたという印象があります。もしかしたらもう少し前からだったかもしれませんが。

CD-ROMは雑誌付録メディアとしても薄いし大容量だしおそらくは媒体自体のコストも低くなっていいったため、結果として3.5インチFDの雑誌付録媒体としての寿命はごく短く終わってしまったのではないでしょうか(しらんけど)

*1:当時、3.5インチ/5インチのどちら一方のドライブかしか所持していない読者のために、実費程度でコンバートしたメディアを送付するサービスを実施している雑誌が珍しくなかった

*2:当時Oh!PCは月二回発行だった

VMware Workstation Playerに商用利用可能な有償ライセンスってあるんですね(知らなかった)

少し仮想マシンで検証したかったことがあったためVMware Workstation Playerを試し、要件を満たせることが分かったのでVMware Workstation Proを購入しようと思い立ちました。

VMware Workstation Player の有償・商用可能ライセンス

VMware Workstation 16 Proのオフィシャルストアで購入しようとしたのですが、ライセンス種別のプルダウンをみてみると、『VMware Workstation Playerからのアップグレード』なる記述が。

f:id:kiyokura:20220318004802p:plain

一瞬混乱したのですが、なるほど、現在はVMware Workstation Playerにも商用利用可能な有償ライセンスがあるんですね。 store-jp.vmware.com

そういえばだいぶ前にPlayer Plusとかいう名前で商用利用可能な有償ライセンス版が出た話があったような記憶がおぼろげに……。

ともあれ、微妙に安いPlayerでもいいかなと一瞬思ったのですが、やはり最低でもスナップショット機能は欲しいしこれによる効率化は十分差額分以上の価値があると判断して、結局Proを購入しました。

VMware Workstation Player → VMware Workstation Proはサイドバイサイドで利用できる

VMware Workstation PlayerとVMware Workstation Proは製品としては別物なので、『VMware Workstation Playerにライセンスキーを入力するとProの機能が解禁される』というものではありません。 VMware Workstation Playerを既にインストールしている状態でVMware Workstation Proをインストールしても、上書きインストールされることもなくサイドバイサイドで利用できますし作成済みのVMが勝手にインポートされることもありません。

2022年3月時点:Windows 7でWindows Updateできるようにする

2022年3月時点でWindows 7 with SP1を新規インストールをしても、そのままではWindows Updateに失敗する。

いくつかのサイトをググったところ*1、いくつかのKBを充てることでWindows Update可能になった。

これらを適用するととりあえず2022年3月時点ではWindows Updateが完了した。 また、上記を適用しない状態だとVMWareの仮想マシン上のWindows 7でVMWare Toolsのインストールに失敗するという症状も経験した。

Windows 7仮想マシンでVMWare Toolsのインストールに失敗する場合は上記4つのKBのインストールを試みるとよいかも。

*1:いろいろ渡り歩きながら試行錯誤した結果、参考元サイトがわからなくなった……

Vostro 5502 のメモリを8GB→32GBに増設

去年の6月に購入したDELL Vostro 5502 のメモリを8GB→32GBに増設した

経緯とか諸々

  • 微妙な時期に価格と短納期最優先だったので8GBで妥協していたがやはり8GBだとギリギリ過ぎてきつかった
  • PC買い替えも検討したがノートPCの出番が減っているのでそこにコストをかけるのも躊躇われた
  • 64GB載せることも考えたCPUが弱めなので用途と寿命考えると過大という判断
  • 購入したのはシリコンパワーのDDR4-3200 (PC4-25600) 16GB CL22 ×2枚
    • 購入はAmazonで¥16,500-

取り付けについて

裏反して見えているビスを外し(ヒンジ両サイドの2つは緩むけど抜けなかったのでそのままにした)、やんわりホールドされてる裏ブタを爪とかドライバーでこじあける。 ヒンジのところが今くはずれなくて(パキッといきそうで怖かった)少し悩んだけど、半開きでもメモリスロットにはアクセスできたのでそのままの状態で交換&増設。

特に問題もなく晴れて32GBに。普段の仕事ではdocker使ってもしんどくない状態になったのでよし。

とりあえずもう3年くらいは頑張って欲しい。