きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

ブラウザ外実行でElevated trustモードで動作させる

Silverlight 4から、OOBの際にelevated trustという権限を昇格させたモードで動作させるオプションが追加されました。

このモードで動作すると、以下のような事が可能になります。

<elevated trustモードで出来るようになること>

  • COM オートメーションが利用出来る
  • My Document等、Isolated Storage以外のローカルファイルシステムへのコードからのアクセス
  • HTMLのホスティング
  • ポリシーファイル無しでのクロスドメイン通信
  • その他、色々

このモードでアプリケーションを動作させる為には、いかのような設定が必要になります。

<手順>

  1. プロジェクトのプロパティを表示する
  2. Silverlightタブを表示する
  3. ブラウザー外実行の設定』ダイアログを表示させる
  4. 『Requier elevated trust when running outside the browser』のチェックをオンにする
1.プロジェジェクトのプロパティを表示する

ソリューションエクスプローラからプロジェクトのコンテキストメニュー経由、もしくはメニューバーの[プロジェクト]−[<プロジェクト名>のプロパティ]等から、プロジェクトのプロパティ画面を表示します。

2.Silverlightタブを表示する

プロジェクトのプロパティにて、Silverlightタブを表示します。

3.『ブラウザー外実行の設定』ダイアログを表示させる

ブラウザー外実行の設定』ボタンを押下して、ダイアログを表示させます。

4.『Requier elevated trust when running outside the browser』のチェックをオンにする

『Requier elevated trust when running outside the browser』のチェックをオンにし、[OK]をクリックしてダイアログを閉じ、保存を行います。

以上の手順で、権限を昇格させたモードで実行させることが出来ます。

なお、このelevated trustが設定されたモードでインストールする際には、通常の場合と異なり、以下のような確認ダイアログが表示させれます。