きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

Windows 8 RTMをインストールしました

日本時間の8/16早朝、MSDNとTechNetにてWindows 8 RTMの配布が開始されました。一部界隈では公開開始と同時にダウンロード&インストール祭りになっていましたが、私も一日ほど遅れてようやくメイン環境をWindows 8に乗せ換えました。

何をダウンロードしたらよいか悩みました

MSDNのサイトにアクセスしてちょっと悩んだのが、どのファイルをダウンロードすればよいか、でした。

発表されているWindows 8のエディションは以下です

下に行くほど上位のエディションという扱いです。

MSDNのサイトでWindows 8で絞り込むと、アーキテクチャと言語ごとに「Windows 8」「Windows 8 Enterprise」「Windows 8 Pro VL」と出てきます。これは一見上記のエディションに対応していそうですが、実は違うというのがちょとややこしいです。

実は、それぞれこういう内容です。

  • Windows 8
    • Windows 8の各エディションすべてをインストールできるメディアのイメージ
    • 最初に入力するプロダクトキーによってインストールされるエディションが変わる
  • Windows 8 Enterprise
    • Enterpriseのみをインストールするイメージ
    • インストール途中でプロダクトキーを聞かれずKMSクライアント用のプロダクトキーが設定された状態でインストールされる(プロダクトキーは後で変更可能)
  • Windows 8 Pro VL


ということで、特に理由がないのであれば、該当のアーキテクチャの「Windows 8」をダウンロードするのがよいと思います。例えば日本語版の64bit版なら「Windows 8 (x64) - DVD (Japanese)」がこれにあたります。これをダウンロードしつつ、使いたいエディションのプロダクトキーをメモっておいて、インストール時に入力しましょう。

ちなみに、無印とProのプロダクトキーは「Windows 8 (x64) - DVD (Japanese)」の行のプロダクトキーボタンから取得、Enterpriseのプロダクトキーは「Windows 8 Enterprise (x64) - DVD (Japanese)」の行のプロダクトキーボタンから取得すればOKです。

Enterpriseでアクティベーション出来ない時は??

またEnterpriseをインストールしたいのであれば、EnterpriseのISO(Windows 8 Enterprise (x64) - DVD (Japanese))を使ってもよいと思います。これだとインストール時にプロダクトキーを聞かれないので、手入力しなくてよいのが良いですね。
ただしこのままだとMAK用のプロダクトキーが設定されている状態のため、MAKホストがない環境だとアクティベーションしようしても『DNSがありません (エラーコード:0x8007232B)』とか言われてアクティベーションできません。この場合、インストール後に手動でプロダクトキーを変更してやる必要があります。

プロダクトキーの変更は以下の手順で行えます

  1. コマンドプロンプトを管理者モードで開く
  2. 「slmgr -ipk <プロダクトキー>」を実行。変更完了のダイアログが表示される
  3. 通常通りアクティベーション実行([コントロールパネル]−[システム]等から)