本エントリはVisual Studio Advent Calendar 2012の5日目の参加エントリです。
前日は@libatyさんの依存関係ダイアグラム使ってますか? でした。
今日の私のエントリではVisual Studio 2010用のアドオン、JScript Editor Extensionsを紹介してみたいと思います。
JScript Editor Extensionsって?
JScript Editor Extensionsとは、その名通りJavaScriptのエディタにいくつかの便利な機能を追加する、Microsoft製のアドオンです。
公式サイト(?)はJScript Editor Extensions です。
インストールは簡単、Visual Studio 2010の拡張機能マネージャで検索してインストールするだけで完了します。
インストール後、Visual Studioを再起動すれば完了です。もう一度拡張機能マネージャを実行すると、以下のような感じでバラバラと入っています。
一個入れただけなので何か複数、それっぽいのが入ってます…が、気にしないでください。『Extensions』の名前が示す通り複数の拡張機能をひとまとめにインストールするもののようで、ここで見るとそれぞれ個別に入った感じになってるだけ…のようです。実際には"Brace Matching","Outlining / Cold-folding","Current Word Highlighting","IntelliSense Doc-Comments
それでは、それぞれの機能を簡単にご紹介します。
JScript Editor Extensionsのそれぞれの機能
対応する括弧の強調(JScript Brace Matching Extension)
カーソル位置にある括弧と対応する括弧を、強調表示してくれます。こんな感じです。
強調表示とは言っても少し控え目な感じなので、コーディング中に『無駄に目について鬱陶しい』なんて思うこともないと思われます。丸かっこ”()”、角括弧”[]”、波括弧"{}"に対応していて、コメントや正規表現、文字列中の括弧は無視してくれます。
コードのアウトラインの展開と縮小(JScript Outlining Extension)
波括弧"{}"単位で一つのRegionとみなしてコードの折り畳みができるようになります。
またごらんのとおり、マウスカーソルを合わせると折りたたまれている内容をtooltipで表示してくれるのも便利です。これもコメントと正規表現、文字列中の括弧は無視します。
カーソル位置の単語のハイライト(JScript Word Highlighter Extension)
まとめ
JScript Editor Extensionsの機能はどれも小粒かもしれませんが、使ってみると便利な機能ばかりです。VS2010でWeb開発を行う方なら無条件でお勧めしたいと思っています。
またご存知の方も多いかもしれませんが、実はこの機能、Visual Studio 2012では標準のエディタに取り込まれています。…逆にいうとVS2012では標準で取り込まれているような機能なので、VS2010でも安心して使える、入れておいてもまったく損のない機能だといっていいと思います。
明日は…
今までのところみなさんVS2012でやっている中、一人だけVS2010ネタだったので若干微妙だったかも…しれませんが、もし初めて知ったというVS2010ユーザの方がおられましたら、ぜひ試してみてください。
さて、明日のVisual Studio Advent Calendar 2012は@jsakamoto ]さんです。私も楽しみです!