先日、ラズベリーの株をお分けした方へのフォロー的に、鉢への植え替えについてとか、ちょっとしたポイントなどを書いておこうと思います。
品種について
お分けしたのは、品種名はおそらく『インディアンサマー』もしくはそれと掛け合わされたものになると思います。
"おそらく"というのは、私自身も随分昔に知人から株分けしてもらったもので、正確なところを知らないからです(^^;
植生と注意点はざっくりこんなものでしょうか。
- 樹形は直立性
- ラズベリーには大まかに"つる性"と"直立性"がありますが、これは自立する直立性です。
- 二期成りです。夏と冬に実を付けます
- 一年で二回、実をつける時期があります
- ただし『春に生えた幹から伸びた枝が秋に実を付たあと、越冬して翌夏に実をつける』という性質になります
- ですので、今回の苗は夏には実を付けませんのでご注意。
- トゲがあります
- 幹や枝にはトゲがあるので、気を付けてください。
- バラのように大きく鋭いトゲではないですが、大きくなってくるとそれなりに固くなってきます。
- 剪定などするときは、表面がゴムでコーティングされた手袋があると良いです
植え替え先について
基本的には、鉢植えをお勧めします。
地植えするときは慎重に考えてから植えてください。樹勢はとても強く、地下茎でどんどん広がるので、広がり過ぎないように気を付けてください。隣家との境に植えるのはお勧めできません。
鉢植えの場合は、小さくても6号〜8号くらいのサイズの植木鉢がいいと思います。これが、大体7号くらい・・かな?
植え替える際の土は、正直何でもよいと思います。手元に庭の土などが無い場合は、小粒の「赤玉土」と「腐葉土」を買ってきて、6:4か7:3くらいで混ぜれば無難だと思います。
仕立て方
直立性で、まっすぐ伸びて、左右に枝を張り出します。ですのでそれが折れないように支えてやれれば十分です。
風が強くないところで育成するなら、支柱がなくても大丈夫かもしれませんし、ダイソーで売っているような細めの支柱でも十分だと思います。
が、アサガオの栽培でよく使うような円形の支柱に枝を誘引していわゆる『行燈仕立て』風にしてやるのも面白いかもしれません。
実がなるまでの手入れ
ちゃんと根がつけば、これから夏にかけてぐんぐん伸びて枝も張り出してきます。特に必要な手入れというのもないのですが、2点だけ、気にしておくと良いことがあります。
50〜60cmくらいで先端を切る
いい感じで伸びてきたら、50〜60cm位になったところで、幹の先端を切って、これいじょう上に伸びないようにします。そうすると、今度は横にたくさん枝を伸ばすようになり、結果として、実がたくさんなるようになります。
込み合ってる枝と葉は間引く
植物全般ですが、葉と枝が込み合い重なっていると、虫や病気の原因にもなったりします。適当に間引いて、風通しを良くしてあげてください。
比較的細い枝を間引いたり、幹付近で重なっている葉は適当に切ってやりましょう。
あとは…
肥料のやり方や細かな点は「ラズベリー」でググって貰うとよいです。が、そんなに気にしなくても割とうまくいくんじゃないかと思います。気楽にやってみてください。