きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

ASP.NET 5のロードマップが発表されてました

Visual Studio 2015 RTM

昨晩、Visual Studio 2015 が RTMし、MSDNから順次ダウンロード開始されました。合わせてリリース記念イベントなども開催されました。このあたりをひっくるめた詳しい話は、ブチザッキ参照のこと。

Visual Studio 2015 RTM & リリース記念イベント | ブチザッキ

 

How about ASP.NET 5 in Visual Studio 2015 RTM

VS2015世代(?)のASP.NET環境はどうなっているのかというと……*1

ASP.NET 4.6はRTMして、Visual Studio 2015に同梱されて提供されました。

ただし、ASP.NET 5は、少し前から言われていた通り*2現時点ではRTMしておらず、VS2015に同梱されているのはBeta 5というバージョンになります。ベータなのでもちろんですがプロダクション環境でのサポートなどは提供されません。

このあたりのVS2015 RTMでのASP.NET周りの対応状況については、.NET Web Development and Tools Blog の下記のエントリに詳細が書かれています。

Announcing ASP.NET 4.6 and ASP.NET 5 beta 5 in Visual Studio 2015 Release

 

Schedule and Roadmap of ASP.NET 5

さて、本エントリの本題ですが、ASP.NET 5のロードマップがgithub上のwikiで公開されていました。

ASP.NET 5 Schedule and Roadmap

【注意:以下は特に断りがない限り、2015/07/21時点の情報です。最新は上記Wikiなどを確認してください】

かいつまむと、以下の予定だそうです。

マイルストーン リリース予定日
Beta6 2015年07月27日
Beta7 2015年08月24日
Beta8 2015年09月21日
RC1 2015年11月
RCx (フィードバックにより必要に応じて)
1.0.0(RTM 2016年第一四半期(1月~3月)

 

基本的にはBeta 8までの間に機能の実装や未解決の問題の対処を行い、RCでフィードバックを受けながら完成度を高める、という工程になるようです。それぞれのマイルストーンのざっくりした対応内容も上記Roadmapに書かれているので、気になる方はチェックしてみてください。

 

特に注意しておきたいのは、以下のフィーチャーは1.0 RTMの段階では対応されない予定ということです。

これらは1.0では対応を見送られ、2016年のQ3(~9月)までの間に行う予定のリリースでの対応を予定しているようです(あくまで現時点では)。 これらをRTMから外すのはそれなりに大きな決断だったんじゃないかと想像します。 個人的にWeb Pagesがらみの仕様の話が全然表に出てきてなかったのでヤキモキしていたのですが、こういう予定ということで納得しつつも、早く筋道が付いてくれるといいなーと思う今日この頃です。

 

 

*1:まあ上記のブチザッキを見ていただくと書かれているのですが

*2:たとえばSomasegaがblogのコメントに変身する形で公にしています : http://blogs.msdn.com/b/somasegar/archive/2015/06/29/save-the-date-visual-studio-2015-rtm-on-july-20th.aspx#10624584