きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

Windows 11 Professional他でのローカルアカウント作成手順

Windows 11 で初期セットアップ時にローカルアカウントを作成する方法がどんどん潰されて行っているのが話題ですが、それはWindows 11 『Homeエディション』 の話です。

Professional の他Enterprise等の家庭以外の場所で使うことを考慮されているエディションでは、依然としてGUIからローカルアカウントの作成が可能 となっています。

ただしそのために必要な操作が(人によるかもしれませんが)直感的とは言いにくいとも思えたので、検証を兼ねて少しまとめてみました。 試したバージョンは現時点で最新の25H2ですが、記憶にある限り以前のバージョンでも同じはずです。

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Evercadeカートリッジが4本届いた(Taito Arcade 1, Taito Arcade 2, IREM Arcade 1, Technos Arcade 1)

注文していたEvercadeカートリッジ4本が届きました。

Taito Arcade 1, Taito Arcade 2, IREM Arcade 1, Technos Arcade 1 の4本です。

今月新発売になったTaito Arcade 1 および 2の2本をだいぶ前に予約、ついでに以前品切れしてたIREM Arcade 1 と Technos Arcade 1 をまとめて注文していたものが届いたという感じです。

個人的にはEverdade Alphaの筐体でバブルボブルとちゃっくんぽっぷ、奇々怪界、ダブルドラゴン2、ミスターヘリの大冒険あたりをやりたいがための購入。

Mr.HELIの大冒険(英語版タイトル:Battle chopper)

それぞれ 6~9本のゲームが収録されています。 実装は何らかのアーケードエミュレータ(おそらくはMAME)ですが、ちゃんと正式にライセンスされて販売されているものなのでご安心ください。

 

気になる方は、公式サイトを参照ください → Cartridges and Games

ちなみに今回は…というか私は基本的に UKのFUNSTOCKで購入しています。

funstock.co.uk

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Visual Studio 2022でデータベース単体テストのチェックサムがVS2019以前と変わってしまう

随分昔に下書きをしたまま忘れていた記事の第二弾です

Visual Studio 2019(以下、VS2019)以前で作成した データベースの単体テスト (SQL Server Data Tools, SSDT) の単体テストのうち、テスト条件に データチェックサム を利用したテストをVisual Studio 2022(以下、VS2022)で実行するとチェックサムが合わずテスト失敗(RED)になる事象を経験しました。

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VS2019以前で作成したデータベースの単体テストプロジェクトがVS2022で実行できない場合の対処

Visual Studio 2019(以下VS2019)以前のバージョンで作成したデータベースの単体テストプロジェクト*1をVisual Studio 2022(以下、VS2022)で開いてテスト実行すると、テストが正しく実行できない事象に遭遇しました。 その回避策についてのメモ。

※1年以上前に遭遇してメモしたのだけど、下書きのまま忘れていたので最新の環境で再確認した上で公開しておきます。

*1:SSDT : SQL Server Data Toolsに含まれるデータベース単体テストのこと

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約200枚裁断できる裁断機 200DX-W を買ったら子供の問題集の再利用がはかどった

PPC200枚程度に対応した裁断機 Durodex 200DX-W を買いました。古めの業務用機器のマニュアルをタブレットで閲覧できるようPDF化する作業が発生し、また今後も(高頻度ではないものの)継続的に発生する見込みがある……というのが主な理由です。

選択の観点は『A4(長辺)を200枚程度を一度にカットできる性能』と、そんなに頻繁に使う予定もないので『なるべく低価格』という2点でした。 動力式のものも良いなとは思いましたが、想定している対象物や使用頻度ではオーバースペックと言わざるを得ない上に金額の桁が一つ上がるため、今回はスコープ外としました。

なお裁断後の取り込みは、元々所有しているScanSnap iX 1500を利用する前提です。

Durodex 200DX-W の使用感等

配達されて箱を持った第一印象は「思ったより重い」でした。あとでカタログスペックを確認すると9.8kgとなっていました。一般的な成人男性であれば持ち運びには苦労はしないと思いますが、例えば棚の上の方に保管するのは止めた方が無難かもしれません。

消耗品?の付属物として、プラスチック製の「刃受け(カットした時に刃と接触する台になる部分)」と単三乾電池2本が同梱されていました。乾電池はカット位置を投影するLED用です。説明書や注意書き的な印刷物も入っており、それらに従って本体の裏側部分に収納されている「刃受け」をセットするのさえ忘れなければ特に利用で悩むことは無さそうに思いました。

100ページほどの冊子を何冊かカットしてみましたが特に留意がコツが必要というわけでもなく、自然に力をかけるだけで綺麗にカット出来ました。 消耗品の「刃受け」と「刃」も(少なくとも現時点では)容易に入手できそうですし、そもそも自分の想定する仕様頻度だと少なくとも5年くらいは無交換で使えそうです。

現時点では、使用感や価格も含めて総合的に満足のいく買い物だと感じています。

余談:子供の学習用の問題集の自炊に便利だった件

少し話は変わります。

最近、子供が漢字検定の受験のために問題集を買って勉強を始めました。 書き込み式の問題集を購入したのですが(この手の問題集は概ねその方式)、一度やった程度ではなかなか身につくものでもなくやはり繰り返し利用したくなります。こういう場合は「別のノートに回答する」「問題集をコピーして書き込む*1」もしくは「もう一冊、問題集を買う」などが選択肢になると思います。

1つめの選択肢でもよいとは思うのですが、別のノートに回答すると答え合わせが少し面倒と私は感じて出でいます。特に我が子はは字が少々雑で読みにくく*2、仕事や家事の合間に採点する際に無駄にストレスになることが経験上分かってるので可能な限り避けたい。

なので私は普段は大抵は2つ目の選択肢を取っています。カラーレーザー複合機を所有しているので一枚あたりのコピー時間もたいしてかかりませんし、隙間時間に予めまとめてコピーしておけるので諸々のコントロールのしやすさを考えると一つ目の選択肢よりマシ、というのがその理由です(あくまで私としては)。とはいえ、やはりページをめくりながらのコピーがそれなりに手間がかかりますし、うっかり失敗することもありますのでもっと良い方法が何とか改善したいと思ってはいました。

3つ目の選択肢は、1冊数百円のドリル形式ものであったり全体を通して何度もやるような場合はそれでもよいのですが、『苦手なところだけ何度か繰り返す』ような使い方をしたい場合は無駄が多すぎることになります。

そんな状況だったところに、今回裁断機を購入したことで新たな道が開けたわけです。

書籍を自炊する習慣のある人/あった人ならとっくに思いついていそうですが、私は読書はそれなりに好きで電子書籍も読むものの『本を裁断しての自炊』は心理的な抵抗が大きく、今までやっていなかったこともあり全く思いつきませんでした。

大変勝手なもので、私の心理的抵抗は問題集に対しては働かないようで*3これらの作業は抵抗なく終えることができました。

取り込み後の印刷も、元々所有しているレーザー複合機でサクサク印刷できますしトータルで効率化・ストレス減を達成できました。 繰り返しやりたいところだけ印刷することも簡単ですし、両面印刷と多ページ割付が容易に行えるので手で1ページづつコピーするよりも、手間がかからない上に低コストで印刷できます。またページめくり方向などを工夫することで元の冊子の状態より使いやすいものにすることもでき、一石三鳥以上の効果を実感できています。

ということで、裁断機+スキャナによる自炊は、繰り返し学習に利用する問題集に適用すると色々と捗るのでお勧め、というメモでした。

*1:家庭内利用なのでこのコピーは著作権的にも合法という理解

*2:それはそれで直していこうと思ってはいますが

*3:おそらくですが、私はそもそも通常の書籍は『廃棄』はせず処分する場合は基本的には古本屋さんに売却や値が付かなくても引き取ってもらいます。しかし『参考書』のように解説が主のものは別として、所謂『問題集』特に書き込んで使うようなものは使い終わったら古紙回収などで廃棄してきました。この辺りの扱いの習慣が心理的抵抗感の差異なのかな、とぼんやり思ったりします