目指すところ
実際ギャラガ大好きだし思い入れもあるし、日本第一弾ラインナップの中ではおそらくギャラガとギャラクシアンが一番プレイ時間長いのでギャラガ/ギャラクシアンとしても楽しむ気持ちはあります。
……あるのですが、今回目指すのは購入報告のエントリ(?)でもちらっと述べた通り汎用の横画面ゲーム筐体への改造を目指そうと思ってます。
家庭用汎用アーケード筐体の素体としてのarcade1up
私としては現状、私が容易に安価で手にるものの中で改造の素体として最も都合が良いのがarcade1upだと考えています。
代表的なポイントはこんな感じです:
- 比較的コンパクトでありながら小さすぎない
- 標準で17インチLCD搭載、頑張れば19インチLCDも恐らくいける
- 配線や機器を内蔵するための内部空間にも余裕がある
- 適度な重さ
- 25kgとアーケードゲーム筐体として必要十分な重さ(軽すぎると逆に使いにくさも出てくる)
- 100kgオーバー(アストロシティ等)は移動も設置場所の選定も個人宅では色々難易度が高い
- DIYしやすい素材
- 構造材がMDFなので加工に必要な道具と技術が一般手な木工DIYの範囲内
- パーツの修繕や新造も悩みが少なそう
横画面および2L12Bのコンパネ標準を装備している「スト2版」や「マーベルスーパーヒーローズ版」が容易に入手できればよかったのですが、現時点では国内向けには販売されておらず個人輸入するにしてもそのサイズ故に色々とハードルが高く。国内販売された中では「ランペイジ版」が横画面なのですが、気が付いたときにはどこも品切れで再入荷の見込みも薄そう……ということで一旦あきらめ、今回は安価で普通に入手できる3機種の中から一番好きなギャラガを選択することにしました。
LCDパネル横画面化の方針
横画面筐体にするための方法として何通りか考えました(例えば新規に17~19インチ程度のLCDパネル買って組み付ける等)。そのうえで最終的には以下の方針を取ることにしました:
- LCDはギャラガに同梱されたものを使用
- HDMI等汎用の入力を受け付けれるようにするLCDコントローラー(ドライバ)ユニットを購入する
- ベゼルは横画面に合わせて新造
LCDは同梱のモノをそのまま利用し、通販で入手可能なM170ETN01.1用のHDMI対応のLCDコントローラーを購入して対応することにしました。通販で安いところで$15程度+送料、高くても国内のショップで4,000円程度で入手可能な模様。 ベゼルは9mmのMDFと2.5mmの合板で新造することにしました(12mmMDF一枚ではない理由は後述)。とりあえずホームセンターで1,500円もあれば購入できそうです。 また表面に張り付ける透明アクリルパネルは少し高くて、2,500円くらいは見積もった方が良いかもしれません。 合わせると、最大でも8000円程度の追加投資で横画面+HDMI入力対応化はできそう、という判断です。
横画面用ベゼルの設計
ベゼルの新造に当たって、一点だけ考えたのが「LCDを固定するための凹部」です。
この一段へこんだ部分。
オリジナルを真っ正直に再現するならば12mmMDF板を15mm程度の幅で2.5~3mm程度の高さを削ってやる感じになりますが、手持ちの工具と機材だとレベルを均一にしつつそこそこの長さを加工するのは正直ちょっと面倒だと感じました。
そこでアプローチを少し変えてみることに見ることにしました。
ベゼルをオリジナルと同様に一枚の12mmのMDFで作成するのではなく、9mmのMDFと2.5~3mm程度のMDFまたは合板*1などを張り合わせることで実現する方法です。 断面はこんな感じ。
加工は断然楽で、特に2.5mm~3mmの板の方は穴のサイズは少々大きくなっても特に問題はないはずです。唯一心配なのは強度ですが、LCD自体そこまで重くないので9mmのMDFが主の構造材であればさして影響はなさそうと思ってます。仮に問題が出ても適当な角材で裏打ちでもしてやればクリアできそう、という目算もあります。
ということで、ざっくり以下のような寸法で行けるかなと踏みました。
次回(?)
次はベゼルの新造、もしくはLCDパネルの汎用化のテストあたりをやってみようかなと思ってます。
*1:構造材というわけでもないのでMDFじゃなくてもっ安くて軽い適当な合板でも問題なさそう