きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

Arcade1Up Marvel Super Heroes 2 Player Countercade レビュー

そんなこんなで購入したCountercade MSHを雑にレビューしてみたいと思います。

製品のオフィシャルサイトはこちらです: https://arcade1up.com/products/marvel-super-heroes-2-player-counter-cade

梱包と外箱

メーカーからの出荷梱包がこんな感じです。梱包サイズや重量が印字されてます。

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サイズはメートル法に直すと概ね以下です。

  • 寸法: 47cm D x 37cm W x 51cm H
  • 重量:8.1kg

実際に持ってみると大きさの割に軽く感じました(あくまで個人の感想)。

メーカー出荷梱包から取り出すと化粧箱が現れました。レギュラーのArcade1upと異なり組み立て済みの姿で入ってます。電源を接続するだけですぐに遊べるのはいいですね。 f:id:kiyokura:20220307231039p:plain

LCD(をカバーするアクリルパネルの)表面には製造・輸送時用の保護フィルムが張られています。このフィルムにはゲームのスクリーンショットが印字されてたりするので、おそらく店頭ではこの状態でディスプレイする想定なのでしょう。

本体の他の付属品はACアダプタとインストラクションカード、保証書とシンプルです。インストラクションカードと保証書は「英語版」と「フランス語・スペイン語版」でそれぞれ1セットずつ、計2セットが入っていました。

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外観・筐体

正面から

全体の外観とサイズ感はこんな感じです。 2P分のコンソールがあるのでちょっと横広になってます。 f:id:kiyokura:20220307231914p:plain

LCDは4:3の8インチ。個人的なこの距離感なら十分なサイズです。 ちなみに上部のマーキーは発光します。

コンパネの下部に収録されているゲームのロゴが貼ってあります。

写真撮るの忘れてたので割愛しますが、側面はサノス様がプリントされています。

コントロールデッキ(コントロールパネル)

コントロールデッキのレイアウトはこちら。 f:id:kiyokura:20220307232136p:plain

多くのArcade1upと同じでレバーはナス型、ボタンは28Φの凹型ボタンです。ピッチはギリギリに詰め込んだ感じで6Bも傾斜がなく直線配置。このあたりはコストとサイズと強度のバランスを考えればしょうがないところでしょう。 電源ボタンはハードウエアスイッチですが、ボリュームはソフトウェアスイッチになっています。

ボタンとレバーの操作感は、日本のゲームセンターの標準的な格闘ゲーム用筐体や昨今の高品質のコンシューマー向けジョイスティックと比べると劣ってしまうので、格闘ゲームとして本格的に楽しみたい場合はなんらか改造や交換を行うのが現実的かもしれません。

コントロールデッキの側面

f:id:kiyokura:20220307232924p:plain コンソールの左側面(1P側)には3.5mmのステレオヘッドホン端子があります。本体スピーカーはモノラルですがここからはちゃんとステレオで出力されていました。

f:id:kiyokura:20220307233127p:plain コンソールの右側面(2P側)には2P用外部コントローラー接続のためのUSB端子があります。 公式サイトにもインストラクションカードにも特にこれといった情報は無いのですが、手元で軽く試した限り使用できるUSBコントローラーは主にXBOX(XInput)やPS4向けに限られているようです。またcountercade側でボタンアサインを変更する機能は存在しない点も注意が必要です。

完全に早合点していましたが、ゲーム個別のメニュー内で1P/2Pを切り替えることができました。詳しくは後日別途書こうと思います。

背面

背面はAC各種表記のステッカーとアダプタ接続端子のケーブルが伸びています。 f:id:kiyokura:20220307233343p:plain

写真で見切れてしまっていますが、ケーブルの先にコネクタがありACアダプタと接続する形になります。

底面

底面はこんな感じ。 f:id:kiyokura:20220307233639p:plain 真ん中あたりにモノラルスピーカーが見えます。ゴム足の前後は24cm程度でしたので、奥行き25㎝あれば載せることができます(安定感は別として)。

ACアダプタ

ACアダプタは小さくて割とすっきりしてます。 f:id:kiyokura:20220307233532p:plain 電源規格は出力5V/3A。入力はAC100V~240Vと日本でも問題なく使用可能です。

サイズ比較等

Arcade1up のレギュラー筐体、イーグレットツーミニ、アストロミニと並べてみました。 f:id:kiyokura:20220307234028p:plain

日本の住宅事情でも問題になりにくいほど良いサイズ感ではないでしょうか。

電源投入

電源を投入すると、まず上部のマーキーのバックライトが発光し、少しするとLCDにArcade1upのロゴが表示されます。 f:id:kiyokura:20220307234342p:plain

この時、そこそこのボリュームで起動音というかジングルが鳴るのですが、ボリュームこのタイミングでは調整できないので注意が必要です。集合住宅や家人が寝静まってるときにこっそりやりたい場合はヘッドホン端子に何か接続しておくのが良いと思います。

しばらくするとゲーム選択や設定を行うことができるメニュー画面が表示されます。 f:id:kiyokura:20220307234706p:plain

含まれているゲームは以下の4つです。すべて英語版で言語設定は変更できません。

  • Marvel Super Heroes
  • X-Men vs Street Fighter
  • Marvel vs Capcom
  • The Punisher

ゲームを選択すると操作説明画面を挟み、少々のローディング時間後にそれぞれののゲームが起動します。 f:id:kiyokura:20220307235140p:plain f:id:kiyokura:20220307235220p:plain

設定可能項目等

ある程度の設定変更は可能になっています。ゲームごとの設定可能項目は以下です。

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あまり細かくは設定できませんが、カジュアルに遊ぶ分にはこの程度あれば十分だと思います。

 

まとめ

個人的には概ね満足していて、個人輸入した甲斐と価値はあったと実感しています。

サイズ感についても、

  • 画面サイズ
    • 目との距離を考慮すれば老眼の入り始めた自分的にも十分なサイズ
  • コンパネ
    • ゲーセン感覚でプレイできるギリギリの小ささをキープ(駄菓子屋筐体的なイメージ)
  • 全体の重さと大きさ
    • プレイする時だけ棚や押し入れから出して終わったらすぐしまうのが苦ではないぎりぎりいっぱいのサイズ

という感じで、基本的に満足しています。インテリアも兼ねてとして常設するにしてもArcade1upほど場所をとったり模様替えが大変というわけでもありません*1

唯一の不満点はコンパネのレバーやボタンの品質やレイアウトですが、部品については大半のArcade1upで同じですし、レイアウトについてはこのサイズなので文句を言っても仕方ないで点です。こだわる人や気になる人は改造や部品交換をすると良いのではないかと思います。自分は本体のものはこのままにして、外付けでスティックを増設できるようにしようかなどと思っています(まだ構想中)。

*1:レギュラーのArcade1upはシンプルな筐体のライザーなしの状態でも25kg程度あるので家の中で別の部屋に移動する時とか結構大変