DOSBoxにDOS/V版 Wizardry 7 Crusaders of the Dark Savant日本語をインストールして動作させるシリーズ、DOS/V版 Wizardry CDSをDOSBoxにインストールしてみた① - きよくらの備忘録 の続きです。
前回紹介させていただいた元動画に、投稿者様から以下の内容が追記されていました
- DOSBox-Xだと(オリジナルのDOSBoxではつぶれてPC Speakerにするしかなかった)サウンドのEffectsでSound Blasterが問題なく使用できる
- ただし描画に問題があるのでナイトリービルドの最新版がおすすめ
ということで、以下を試してみました。
- DOSBox-Xに前回作ったCDSのHDDイメージをマウントして実行
- ただし動画のコメントが2024年1月付のものだったので、ナイトリービルドではなく2024年3月1日付の安定リリース版を使用
DOSBox-Xの入手
Windowsで動作するDOSBox-Xには色々なパッケージが存在します。色々ネットを調べたところ『64bit版MinGWポータブルパッケージのSDL2版がよさそう』という情報をいくつか目にしたのでそれにしてみました。
64bit-MinGWポータブルパッケージの2024年3月9日現在の最新ビルドは dosbox-x-mingw-win64-20240301225703.zip
で、githubのReleaseから辿りAssetsからダウンロードできます。
DOSBox-Xのインストール
前項でダウンロードしたdosbox-x-mingw-win64-20240301225703.zipから、mingw-sdl2の配下一式を適当な場所に抽出します。
CDSインストール済みHDDイメージの移植とconfの編集
前回作成して、(FD無しで)HDD単独でブート&CDS実行できるようにしたイメージ(ここではhdd1.img
を今回インストールしたDOSBox-Xのフォルダにコピーします。
次に dosbox-x.conf
を編集します。
末尾の[autoexec]セクションに、これも前回HDDからブートして実行するようにした際に行ったのと同じ記述を行います。
実行
ちゃんと動くし、音もまともっぽい!
まとめ
今のところ30分ほどプレイしてみましたが問題なく動いているようです。 オリジナルのDOSBoxを使うかDOSBox-Xを使うかは好みのところのもありますが、いまも精力的に開発が続き付加機能もあるのはDOSBox-Xですので、こちらで動かす方が嬉しいかもしれません。
DOSBox-Xの日本語DOS/Vモードで直接ブートさせることも試してみたので、次エントリでその内容について改訂見ようと思います。