『今更2010かよ!』という突っ込みは承知していますが、ひょっとしたらこれから何らかの理由でTFS2010を新規で運用開始する人もいるかもしれないので、備忘録がてら。
1年少々の間、スタンドアロン構成のTFS2010をHyper-V上に構築して運用した中での思ったことやはまった点のメモ。
OSは2008 Server R2 STD、DBはSQL Server 2008 R2です。双方64bit。
ユーザは普段使ってる人は10人未満。常時稼働しているチームプロジェクトは3〜5くらいでしょうか。ユーザ企業のインハウスプログラマが使っているだけなので、そんなに同時アクセスは多くない環境。ゲートチェックインや自動ビルドもあまり使っていない感じ。
では、ざっくばらんなメモ、スタート。
- メモリは4GBではきつい
- 通常は問題ないが、WSSへのファイルのアップロードが重なると4GBではきつい。
- 主にしんどいのはWSS3.0
- 現状、8GBで安定している
- WSSが無かったら4GBで余裕かも?
- ちなみに、4GB無いと、セットアップできない
- WSS3.0のインストーラだったかもしれなが、とにかくインストーラで蹴られた
- Hyper-Vで動的確保にする際も、最低ラインを4GBにしておく必要アリ
- 通常は問題ないが、WSSへのファイルのアップロードが重なると4GBではきつい。
- WSS3.0は色々微妙
- TFSのインストーラからインストールしたままだと微妙なところがある
- そのままだとSharePoint Server Search サービスがインストールされない
- Windowsのサービスのコンソールで見るとインストールされてる風だけど動かない
- コントロールパネルからウィザードでWSSの再構成をしてインストールする必要アリ
- ぶっちゃけ、SharePoint Foundation 2010をインストールしてそっちを使うべきと思う
- SharePointの機能自体がかなり違う。WSSを使う理由はセットアップが楽なこと意外はない。
- TFSのインストーラからインストールしたままだと微妙なところがある
- バックアップはTeam Foundation Server Power Tools December 2011で
- Power Tools内のTeam Foundation Server Backupsが楽
- ただし、OSごと飛んだ時に迅速に復旧したいならOS自体(もしくはVHD)のバックアップは必要
- 上記ではSQL ServerのDBのバックアップを取る。それだけあれば再インストールから復旧はできるが。
- 10人いるならAD立てるべき
- 特にSharePoint絡むなら、ADが無いと色々面倒。5人でもADあったほうが良いと思う。
- SharePointを使いこなすなら、SharePoint自体の構築と運用の学習が必要
- 当然といえば当然ですが…
- 逆に、SharePointも使いこなさないと勿体ない。
…ほかにもあった気がしますが、とりあえず思い出せたものを。
#などといいつつ、…ぼちぼち、TFS2012へのマイグレーションも視野に入れて検証を開始予定