割と出版されてすぐに購入していましたが、リファレンス的に部分部分を拾い読みしていて、通読はしていませんでした。このたび、頭から通読を開始。
- 作者: 川俣晶
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/01/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先日の某氏のblogに対するコメントに端を発したプチ炎上TLなんかもありましたが、現時点でC#でLINQを使わないというのは正直勿体なさすぎです。『良くわからないからLINQは使わない』『LINQ使わなくてもかけるし、ちゃんと理解せずに使ってもバグのもとだし』等という意見もみられますが、それは昨今のオブジェクト指向言語を使いながら『良くわからないからクラスは使わない』『クラス使わなくても(以下略』とさほど違いが無い…ようにすら思います*1。
ちなみに、私の周りでよく見られるLINQに対する誤解として「別にSQLでいいじゃん」というのがあるようです*2。ひょっとしたらLINQの出はじめのころにLINQ to SQLが良く取り上げられていたからかもしれません*3。しかしLINQ to SQLは『SQLデータベースをソースして扱う、LINQプロバイダの一種』です。LINQプロバイダ次第で色々なものをソースとすることができます。そのもっとも汎用的なものが、本書のタイトルにもなっている LINQ to Objectです。
……とは言いつつ、私も人に教えれる程に熟知しているどころが、自分が必要な場面で割と場当たり的にサンプルなどを見ながら理解した"つもり"になっているだけな部分が多い事を自覚しています。ですので、一旦このあたりで叩き直したいと思い、書棚から本書を改めて取り出した次第です。
とまれ、中途半端にしか理解していない私がここでごちゃごちゃ書くより、本書を見ていただくのが一番だと思います。LINQになかなか手を出せない人、LINQに懐疑的な思いを持っておられる方は、とりあえず本書の『まえがき』と『Part.1』だけでも目を通してみられることをお勧めします。