昨日の『Windows Server 2012のインターネット公開時のライセンスについてまとめてみた - 三日坊主と呼ばせない!日記』に関連したエントリです。
昨日の場合はオンプレミス*1している場合ですが、クラウドを利用する場合はどうなるのでしょうか。この疑問を口にしたところ、偉い人たちがすぐに色々教えてくださりました。大変ありがたいです。感謝感謝です。
ホスティング業者のサービスを利用する場合はCAL不要
Windowsによるホスティングを利用する場合は、基本的に利用者側である我々は何も考えなくてOK、CALは不要です。これは、サービスを提供するプロバイダがマイクロソフトと『SPLA(Microsoft Services Provider License Agreement)』と言われるライセンス契約を交わすためだそうです。
基本的にサービスプロバイダと契約する我々は全く気にする必要はありませんが、詳細を知りたい方はこのあたりを( ライセンス早わかりガイド サービス プロバイダー向けライセンス )を参照されると良いかも。
(@haramizuさん、情報ありがとうございます!)
Windows Azure上の仮想マシンでWindows Serverを運用する場合もCALを気にしなくてよい
Windows AzureのIaaS、『Windows Azure 仮想マシン(Windows Azure VMs)』でWindowsサーバを利用する場合はどうでしょうか。…って、答えはタイトルに書かれていますが、この場合も追加でCALが不要です。
これは、Azure VMsの料金にCALも含まれているためだそうです。これは下記の通り、FAQにはっきりと書かれています。
仮想マシンのライセンス FAQ
- Q:Windows Azure 仮想マシンで実行している Windows Server イメージに接続するのに Windows Server CAL は必要ですか。
- A:いいえ。Windows Azure 環境で実行している Windows Server にアクセスするためのアクセス権は仮想マシンの分単位の料金に含まれているため、Windows Server CAL は必要ありません
これはAzureのギャラリーで提供されているイメージだけでは無く、持ち込みのVHDxファイルでの運用でも同様だそうです。
(上本さん、松浦さん、亀渕さん、ありがとうございます!)
もちろん、Azure Web SiteやWeb Roleも不要
これは蛇足ですが、Windows AzureのPaaS、『Webサイト』や『Webロール』ももちろんCAL不要でね。
結論
Windows Azureやホスティング環境の場合は(基本的に)CALを気にせずバンバン、サービスを運用すればよい、でFA。