きよくらの備忘録

「三日坊主と呼ばせない!日記」改め。主にソフトウェア開発関連の話題。

Windows 10でWizardry Collectionをやってみる:(2) シナリオ#1~#5を動かしてみる

前回はWizardry CollectionをWindows 10にインストールしてみました。 今回は実際に動くか試してみます。まずはシナリオ#1 ~ #5からやってみました。

概要

PC-9801版シナリオ#1~#5はMS-DOS等のOSが別途不要でFDから直接起動するタイプのアプリケーションです。 またこれらは製品のディスク(マスターディスク)でブートした後、「デュプリケートディスク」を作成してそちらを使って実際にゲームを行う形をとります。ゲームの進行状況をセーブするのもデュプリケートディスクです。

Wizardry Collectionでは#1~#5それぞれのマスターディスクとあらかじめ作成されたデュプリケートディスクのFDイメージが収録されています。これらを同梱のPC-9801エミュレータAnex86を使って実行する形をとります。

Anex86自体もう10年くらい更新がないうえにWizardry Collectionに同梱されているのは2001年とさらに古いバージョンではありますが、とりあえず一度は動作確認が取れている(はず)状態なのでまずはこれで実行してみます。

シナリオ#1を実行してみる

一旦はマニュアル通りにシナリオ#1を起動してみます

  1. インストールで作成されたショートカット Scenario#1~#5 を実行、 もしくはインストール先にある 1_5\anex86.exe を直接起動*1
  2. FDD1に Wizardry1.FDI をセットし[スタート]で仮想マシンを起動
  3. 画面のメッセージに従い、FDD1のイメージを Wizardry1_dup.FDI に交換

f:id:kiyokura:20210904000719p:plain f:id:kiyokura:20210904000818p:plain f:id:kiyokura:20210903232941p:plain f:id:kiyokura:20210903233015p:plain f:id:kiyokura:20210903233649p:plain

あっさり実行できました。 元が軽くシンプルなゲームなのでこのバージョンのエミュレータでも特に問題や不便は感じませんでした。

シナリオ#2~#5を実行

同様にシナリオ#2~#5を実行してみましたが、特に問題なく起動し実行できているようです。 f:id:kiyokura:20210903235924p:plain f:id:kiyokura:20210903235959p:plain f:id:kiyokura:20210904000028p:plain f:id:kiyokura:20210904000052p:plain

別のエミュレータで動かしてみる

同梱のAnex86で動作自体にはまったく問題は感じられませんしたが、もうちょっと便利機能……例えばステートセーブとロードの機能なんかがあるとべりかもしれません*2

ということで、ステートセーブ&ロード機能もあるエミュレータ、T-98 NEXTで動作するか試してみました。 使用したのは以下のサイトからダウンロードできる T98NEXT20100525版 です。 http://akiyuki.boy.jp/t98next/

結論から言うと、サクッと動きました。 Anex用のFDイメージもそのまま利用でき、特に悩むところなどもなしでした。 f:id:kiyokura:20210903235130p:plain

マスターで起動してからデュプリケートディスクに入れ替えるのも少し面倒くさくはあるので、そういう意味でもこの手の機能があるエミュレータで実行するほうが楽でいいように思いました。

まとめ

今回のまとめ

  • Wizardry Collectionの#1~#5は、Windows 10 64bit版(21H1)上で付属のAnex86を用いてマニュアル通りの手順で素直に動作した
  • Wizardry CollectionでインストールされるFDイメージ WizardryX.fdi を使って別のエミュレータ『T-98 NEXT』でもプレイすることができた
    • ステートセーブ&ロード機能など考えると新しめの多機能エミュレータのほうが便利

20年前の製品、それもパッケージにNT非対応と明示してある32bit Windows9x系向けのプログラムですが、特に悩んだりすることもなく素直に動作してくれました。Windowsの互換性ってすごい。

次の予定

  • 6および7をマニュアル通りに実行してみる

*1:直接起動する場合 6_7\anex86.exe のほうを起動しないように注意

*2:Wizはリアルタイムセーブされるゲームですが、実際に実機でやる場合はFDに書き込む動作が遅くラグがあるので『やってもうた!』と思った瞬間にディスクを抜けばやばい状態でセーブされるのを防ぐことができましたが、エミュレータだとそうは言効かなかったり等々のシチュエーションが考えられる